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ディスコのIT経営

日経コンピュータ(6/23号)にて掲載されていたIT Japan Award。これは優れたIT利活用企業の表彰を行うもので、今回が10回目となる。

 

私が興味を惹かれたのは、「株式会社ディスコ」。ディスコは、過去に外注でシステム開発を失敗した経験を踏まえ、システム開発の完全内製化を行っている。

 

面白いのは、内製化を促進すための社内評価制度である。社長の関家氏の発案で「Will会計」という制度を導入している。これは、社員の行動変革を起こすことが目的で、他部門へ貢献した際には「Will報酬」が支払われ、納期遅延等他部署に痛みを与えた場合には「痛み課金」が課されるというものである。

 

IT経営においてこれがどのように作用しているかというと、IT部門ではない社員個人個人が社内アプリを構築し、全社の業務改善に貢献しようという動きが発生している点である。

 

社内のアプリストアには100以上のアプリが登録されているという。社として、全従業員にアプリを作ることが奨励されているとの事だが、これほど実行されているという事に驚いた。

 

また、月に一度業務改善のプレゼン競争が開催され、そこでは、良いと思うアイデアの方に自分の「Will」を賭けることができる。選んだアイデアが採用された場合、「Will」が受け取ることができるため、当事者でない従業員に対して注目させる仕組みになっているのであろう。なお、提案者は自分のアイデアが採用された場合は、多額の報酬が支払われるという。

 

 

このような成功事例は他の企業では聞いたことがなかったので、なぜうまく運用されているのか気になるところ。これからのIT経営の1つの姿かもしれないと感じた。

 

 

引用元

IT Japan Award受賞は野村証券 “独自から標準へ”のシステム刷新を評価:日経コンピュータDigital